一気に進んだオンライン就活。いまやZoomは就活生の必須ツールです。
苦手、嫌い、できない——ではなく、できるようになる。
オンライン面接の基本から環境づくりまで、
社会人スキルにもつながる実践的な対策を解説します。
今さら聞けないオンライン就活のいろはの「い」から、丁寧に。
就職活動は、この20年、通信環境の変化に合わせて、オンライン(*1)に移行してきました。
かつては企業に電話したり、ハガキを書いたりして会社案内を送っていたものが1990年代、インターネットが普及し、ホームページや就活サイトでワンクリックでできるようになったことをきっかけにエントリーシートを送信、筆記試験もWEBで、と進みました。
そして、今年、さらに会社説明会や面接までオンライン就活が進みました。リアルが残っているのは、最終面接くらいです。
特に就活の必須ツールになったのがZoom(*2)です。会社説明会やセミナーもZoom、グループディスカッションもZoom、面接もZoomに一気に移行しました。
これは、就職活動に限った話ではありません。リモートワークで働き方改革が進み、Zoomの使えない人は仕事ができないという時代がすぐ近くに来ている、ということです。
*1 オンライン就活
直接会うことなく、インターネットやアプリケーションを使って行う就職活動。1990年代後半リクナビサイトのオープンから始まっている。
*2 Zoom:ズーム
ビデオ会議ソフトの一種。セミナー、レッスン、会議、面接等での利用率が高く、標準的なビジネスツールになりつつある。
一気に進んだオンライン就活に対応するために、最低限この7つが必要です。
これらを自宅に用意した方が効率的に進められ、就活スケジュールをこなすことが出来ます。
正直言って、大学の共有パソコンでは苦しいです。就職活動のピークは、春休みです。
授業もないのに、毎日、大学に行きますか。しかも通学定期も切ってしまいますよね。
エントリーシートの印刷をするのに、夜中にコンビニエンスストアに行きますか。
パソコンは苦手?
パソコンを使いこなせることが、社会人になる必須条件であることを、就職活動は教えています。
これらを自宅に持っていることが、就職活動におけるストレスを軽減する方法であり、未進路にならない方法です。
オンラインの合同企業説明会、セミナー、グループディスカッション、面接等で使われるアプリケーションは種類があります。ビジネスで定着したZoomの他にも、グーグルミート、マイクロソフトチームス、OBとのやり取りはLINE、応募からSPI、面接まで管理するインタビューメーカーなどがあります。
大切なことは、
「遠隔授業で使ったから、グーグルミートなら使えるのにー」という愚痴は通用しないということです。
インストールして、どんどん使って、慣れるしかありません。
では、Zoomを使ってみましょう。
Zoomは、WordやExcelと並ぶ、社会人が使えるべき基本アプリケーションとなりました。
パソコンからその機能を使いこなせるようになる必要があります。
パソコンのZoomアプリケーションからサインインし、新規ミーティングを開き、自分のスマートフォンを招待する方法がおススメです。
①音声ON/OFF:マイクのオンオフ。横ボタン「オーディオ設定」もよく使う。
②名前の変更:花子向日葵のように英語表記になってしまった時にここで直す。
③ビデオのON/OFF:基本的にはオン。就活では顔を売ってナンボ。
④ビューの切り替え:スピーカービューは話す人が自動で大きくなる。
⑤ピン留め:発声に関係なく、見たい人を固定する機能。
⑥手を挙げる:意見や質問がある時に。
⑦チャット:挨拶、礼、連絡など。全員に送ったり、ホストだけに送ったりできる。
⑧退出:接続を終了する時。
さあ、「オンライン就活ブース」をつくりましょう。
セミナーや面接に集中できる環境を、自分で作ります。
①WiFiに接続します。
②パソコンは電源につなぎ、ディスプレイの輝度は最大にします。
③パソコンに内蔵されたカメラの位置と、目の高さが同じになるよう本や箱で調整します。
④照明の位置を調整し、机の上に白紙を置き、顔が明るく見えるようにします。
⑤マイクが口元に来るヘッドセットを装着します。
⑥服はスーツ。顔に影がでるので前髪をあげ、触覚ヘアも耳にかけて押さえます。
基本的にパソコンを使用します。
スマートフォンはトラブル時の緊急連絡&バックアップです。
オンライン就活では、直接会うより、いい意味でも悪い意味でも個人がよく見えます。
企業が嫌う「ズル」「ウソ」「手抜き」「ぐうたら」「散漫」がバレやすい、と言えます。
あわててつないだら自分が画面の端にいて…カメラを動かしたら片づけていない床が映って…趣味の詰まった本棚とクローゼットの中まで見えて…パソコンやワイヤレスヘッドセットのバッテリーが意外と早く終わった…なんてことは日常茶飯事。
特に、面接中の自分の視線に注意しましょう。
パソコンやスマートフォンに面接でしゃべる言葉を用意してそれを見ながらしゃべるカンニングをしていたら「○○さん、会話をしませんか」と言われてしまった…といった事態も。
おばあちゃんが「靴下を丸めて洗濯しちゃったじゃない」と言いに来たり、猫がデスクに乗ってお尻をじっくり見せて去っていき平謝りするしかなかった…なんてこともあります。
オンライン合同企業説明会やセミナーでも油断しないように。
ビデオオフ・マイクオフだから私服OKと聞いていたのに、自分以外が全員スーツでビデオオン…正にハリのムシロで、全然話に集中できなかったという失敗談もあります。また、オンラインセミナーと聞いていたのに、始まったら学生2人のみで、実質「集団面接」のような形式だったというケースも。
「セミナー」でも油断せず、面接だと思って準備しましょう。