芸術・デザイン系学生の就活に欠かせない「ポートフォリオ」。
総合職よりもひと足早く始まるデザイン実習・インターンシップの応募では、就活生もみんな「はじめてのおつかい」状態。
百のうち九十九は失敗。
人のふり見て我がふり直せ。失敗は成功のもと。
先輩たちの「やっちまった!」という失敗から学んで下さい。
就活生の役に立ちますように。
あれ?あの会社は、合否に関わらず、連絡をくれるって応募要項に書いてあったよね。おかしいなぁ・・・
何だか、モジモジしています。よくよく話を聞きます。
なにやら、言い訳がずいぶん長く続きます・・・そうか、忙しかったんだね。でも、出したんだね、頑張ったじゃん
うん・・それで?
へ?!ポートフォリオの表紙にも?封筒にも?送付状もいれずに?
名前も学校名もどこにも書かず?名無しのポートフォリオ作品集だけを封筒にポンッとして送ってしまったってこと?
あ~それは合否連絡は来ない・・ねぇ。名無しのごんべえ、じゃあ、向こうも連絡のしようがないねぇ。
さっきから、ポートフォリオみているんだけど・・・悪くないなあ。
コンペで賞とっていたり、商品化されていたりするしさ。
…ちょっと会ってみようかなぁ。どうしようかなぁ。
あれ? あれ!この子、ポートフォリオに大学名も名前も書いていないんだけど!
送ってきた封筒に差出人は・・・書いてない。送付状は…入っているわけないか。
まさかの名無し?!
本人の自画像のスケッチは入っているけど、顔で探せって?
文化祭の写真のちーっちゃく「○○祭」ってあるからどこの大学か、探せって?
んな、面倒くさいことするかいな。
面接の案内も、NG連絡もできませんけど。あしからずー。
…と、いうのはあくまで想像ですが、徹夜で頑張った彼女のポートフォリオが、宇宙に漂うゴミのように、回収できないものになってしまったことは間違いないでしょう。
まさかの名無しでポートフォリオを提出してしまった先輩から、学ぶことは5つです。
そこに大学名、名前、連絡先を入れよう
宛名を書く前に差出人から書こう。
この書類を送りますね、というのが送付状。ここにも大学名、名前、連絡先をいれる。
締切の3日前をマイ締切に設定しよう。ギリギリフラフラのトラブルを避けよう。
封をする前に、もう一度、応募要項に目を通そう。
芸術系の学生さんを支援してきた経験から就職活動を乗り切るために(内定は別として)一番必要な能力は?と聞かれたら、私は、読解力、と答えたいです。
努力とか、根性とか、言いそうに見えるかもしれませんが、「文字を読んで理解して、要点を理解して、指示通りに行動できる」って立派なスキルだと思うのです。
企業からの指示に従って、指示された通りに書類を出さなければ、書類を受け付けてもらえません。
では、最後に、簡単な読解力チェックを。
以下の文章は、企業の応募要項の文章(例)です。注意が必要なところにマーカーで印をつけてください。あなたはどこをマークしますか。
注意が必要な情報は、読み取れましたか?
まさか、11月1日の締切日に印をつけていないですよね?
答えはこちら
必要な情報は、読み取れましたか?
締切日に印をつけてもダメですよ。必着ですから、ここから輸送にかかる日数を計算して、マイ締切を設定しなければなりません。
そう考えると、11月1日はそれほど重要ではないのです。
あなたはすべての赤文字に意識を向けることは出来ましたか。